薄明光線團

アニメと漫画の感想ブログです

キン肉マン 第297話「当主の覚悟!!の巻」の感想

[1] はじめに
前回に引続き、アタル兄さんがナパームストレッチをかけるところから始まりましたが、今回の印象に残ったことを3つに絞って書いていきたいと思います。

[2] 印象に残ったこと
 (1) ブロッケンJr.が助けに入らないのはなぜ?
今回読んでいて、ブロッケンが技を決められそうになっているアタル兄さんの助けに入らないのが不思議でしょうがなかったです。
しかも、マリキータマンがナパームストレッチを決められつつあるアリステラを身を挺して守ろうとしていたから余計にそう思いました。
ただ、ブロッケンも前にアタル兄さんに自分に任せて退けみたいなことを言われていただけに、それも影響しているとは思うのですが、なんかこの試合に関してはオメガの2人の方が絆が強いように思えてしまいます。

 (2) 業火のクソ力を会得しつつあるアリステラ
先にも触れたように、自分の身を犠牲にしてアリステラを守ろうとするマリキータマンの想いを受けて、オメガ流のクソ力を発現するアリステラの主人公感が本当に凄いです。
パイレートマン的に言えば、仲間のための力としてクソ力の第2段階目に到達したという感じでしょうか。
そして、相手のための力として第3段階目に到達できるかどうかが勝負ということになるのでしょうね。
加えて、相手のための力にアリステラが目覚めてクソ力の第3段階に到達したら、打倒神の目標を捨ててクソ力を引っさげてオメガの星を救いに帰ってこのシリーズ終了みたいな流れもアリかなという気がしてきました。

 (3) アタル兄さんの意図がよくわからなくなってきた
この試合を見ていて、もしかしてアタル兄さんは勝利以外の別の目的で闘っているのではないかという気がしてきました。
というのも「この力の習得の道はそんなに甘いものではないぞアリステラ?」という台詞、なんか師匠とかそういうポジションの人が教え諭しているように感じられるからです。
そのため、この闘いを通してアリステラにクソ力の第3段階到達を促そうとしているのかもしれないと思えてきました。
そんなふうに思ってしまうぐらい、なんかこの試合フルメタルジャケッツに熱さがイマイチ感じられず、反対にオメガ・グロリアスに熱さや友情などの主人公的な雰囲気を感じてしまうのです。

[3] おわりに
以上に述べてきたことが、今回の感想でした。
一応、圧倒的な人気を誇るアタル兄さんが最終的な勝利を収めるとは思います。
しかし仮に、このままアタル兄さんに特別な意図があったことも明かされないまま敗退するようなことがあれば、フェニックスの二の舞であるばかりか、こんなことなら出さなきゃ良かったのにと、人気の高さゆえの批判が高まりそうな気がします。
そういった点も含めて、この試合がどのような結末を迎えるのかとても気になります。

といったところで、今回はここまでとします。
お読みいただき、ありがとうございます。