薄明光線團

アニメと漫画の感想ブログです

キン肉マン 第300話「千万年の“文化”と“伝統”!!の巻」の感想

[1] はじめに
前回、アリステラもザ・マンへの恨みを捨てるのかと思いきや、やはりそれは無理というところで終わりましたが、さて今回はというところで、印象に残ったことを3つに絞って書いていきたいと思います。

[2] 印象に残ったこと
 (1) オメガの誇り
アリステラとしては、オメガ一族を率いる立場や先祖への格別の想いから、パイレートマンのように恨みを捨てる道を選ぶのは難しいことなのかなという印象でしたね。
加えてここで、アリステラが「その“呪い”こそがオメガの誇りだ」と言った台詞、なんか悲壮な覚悟のようなものが見えて、切なく悲しくも感じつつ、でもカッコ良いとも感じました。
そんなアリステラに対し、マリキータマンが「お前が行くと決めたのなら、それがどれほど呪われた道でもオレはお前についていく…」と応えたところも凄く良かったです。
先週ちょっと心配しかけましたが、マリキータマンにはアリステラ大好きっ子のままでいて欲しいですね。
とはいえ、主君であり親友が破滅の道に進みかけているのなら、それを止めることも本当の友情のような気もしてくるので、共に破滅に向かう覚悟も物語として美しい気がしつつも、難しいなとも思いました。
まぁ、だからこそのフルメタルジャケッツとの試合なんでしょうけど。

 (2) ブロッケンJr.の慈悲の心
今回のブロッケンが熱い!!
しかも、相手の気持ちにも理解を示しつつ、だけれども、そのままだと不幸になってしまうだろうことも見据えて何とかしようとしている姿がたまらなく輝いている!!
これは明らかにクソ力の3段階目に入っているなと思い知らされる瞬間ですね。
そしてまた、こういう役回りがなんかブロッケンにとても良く似合うように感じます。
ホント、ここに来てアタル兄さんがパートナーにブロッケンを選んだことの意味が大きく現れているように感じます。
そしてグロリアスエヴァンタイユにかけられ、マリキータマンに「お前はもう見捨てられたんじゃないのか」と問われ、それに対し「ソルジャー隊長は誰も見捨てない! オレのことも…お前らのこともな!」と応える姿がめちゃくちゃカッコ良かったし、目頭が熱くなる瞬間でした。
この想いが、なんとか……なんとかオメガの2人の心を解かすことが出来たらいいなと思わずにはいられませんね。

 (3) Lの陣形
今回ラスト、マリキータマンがロールシャッハ・ドットでアタル兄さんの真意を暴こうとしますが、Lの文字が浮かび、その思惑が反対の結果になったのは、驚きとともになるほどそうきたか、と思わされました。
ブロッケンはここからどのようにしてこの技から抜け出すのか興味深いです。
一番ありえそうなのは、順逆自在の術かな~とは思いますが、次回でアッと驚かされる抜け出し方を披露されるのではないかという期待もしています。

[3] おわりに
今回は、とっても熱い展開で素晴らしかったですね。
オメガの引くに引けない気持ちも伝わってきますし、それを止めようとするジャケッツの熱い気持ちもたまらないです。
この試合、まだまだどうなるかわからないですし、どちらも応援したくなってきますね。
さて、次回はどうなるのかを楽しみにしつつ、今回はここまでにします。
お読みいただき、ありがとうございます。