薄明光線團

アニメと漫画の感想ブログです

わたモテ 喪157「モテないし謹慎するってよ」の感想

今回はもこっちと吉田さんが謹慎中に各キャラがどんなふうに過ごすのかが描かれていましたが、謹慎っててっきり自宅でするものだと思っていたのですが、学校に来て謹慎だったんですね。
そういえば、以前も麗奈さんが謹慎して指導室で自習してたとか言っていましたね。
あの時も、学校に来て謹慎するっていうスタイルがあんまりピンと来ないなとか思いながら読んでたな~とちょっと懐かしく思います。
それはともかく、今回のもこっちの登場は扉絵だけ、しかもめっちゃ切ない感じが漂っていて、更新前までは謹慎についてももっとギャグ的テイストで扱われると思っていただけに、読む姿勢が引き締められました。
そして、謹慎を知ったこみさんですが、それをゆうちゃんに知らせているところを見て、こういうところは気遣いのできて良い子なんだけどねぇ、とか思いながら読んでました。
そしてうっちーですが、今ではもういないときは3-5にいると認識されるようになっているのが面白かったです。
そして「黒木がいなさすぎる」という表現、前回の「キモがりたい」とかっていううっちーの独特の言い回しが面白くて好きだなって思いますね。
また、すぅーっと読み流してしまいそうになりましたが、せっかくの謝る決心がついたのに残念だったねって思いつつ、もこっちの謹慎が明けたあとうっちーの謝るイベントで、もこっちとの距離がまた少し縮むといいねって思いました。
とはいえ、謝る直前になってまた想いとは裏腹なすれ違いの結果になりそうで怖いっていうのもありますが。
にしても、謹慎と聞いたあとのうっちーの反応が、今生の別れかと言いたくなるぐらいの大げささで、しかもかよさんや宮崎さんの呆気にとられ具合も相まって面白かったです。
一方、吉田さん組の反応。
杏奈さんの「あー巻きこんじまったなー…」という台詞。
この後出てくる南さんとの対比も兼ねて、人柄がホント良いなと思いましたね。
……そして、加藤さん。
言葉の端々に棘があるように感じられ、もこっちの謹慎によりだいぶ機嫌が悪いのだろうなという感じですね。
この時、加藤さんの中でどのような思いが強いのか。
・受験に向けて大事な時なのに何をやっているのかという怒り
・時系列的に勉強会後ということもあり、吉田さんともこっちの仲に対する嫉妬
・自分というものがありながら、もこっちに問題を起こさせてしまったという後悔
まぁ、どれかだけってこともないだろうし、もっといろんな感情が渦巻いているのかも知れませんが、とにかく今後のもこっちと加藤さんの関係がどうなっていくのか目が離せませんね。
あと関係ないですけど、加藤さんと佐々木さんを見ていて、女主人と女騎士に見えて仕方なかったです。
それと、佐々木さんですが、気になるのはしょうがないとは思いますが、思いっきりタイミングが悪いと思いましたね。
まぁ、あんまり気を回したりせず常に直球勝負で来たって感じなのかな。
そして、こみさんの「あいつなら謹慎したこと逆に自慢にしそうだね」という台詞。
おそらくこの漫画を読んだ全ての人がそう考えただろうなってぐらい「確かに」って思いました。
そうして翌日。
うっちーのことを「普通の顔した奴」と言っていましたが、腹立つ相手だから評価を下げたんだろうなという印象。
いやたぶん、前回のBランクって評価、おそらく100点満点中の80点とかそれぐらいだと思うのでね。
というか、漫画的表現だから絵文字に見えるだけだし、さっぱりした顔っていうのもすっきりした顔の美人ということで……いや、個人的にまぶたありうっちーの顔が好みなだけに「普通の顔した奴」と言われて、ちょっと反応してしまいました。
とはいえ、南さんもルックスはかなり上級者だからね。
なんというか、南さんが出てくるたびに、ルックスエリートなのにねって思いながら読んでるなと毎回思わずにはいられませんし、次に登場したときもそう思うのだろうなと思います。
しかし、南さんの発言に対し、まこっちもぴくってなっているし、少しずつ南さんがヤバい状況に進みつつあるなと感じますね。
そんなわけで、南さんのこれからの展開が気になりますね。
そして、独りでお弁当を食べる雫ちゃんに声をかけるゆりちゃん。
一度素通りしてから、声をかけるところがなんか、らしいなという感じでした。
また、もこっちは来ずとも、約束していたからという雫ちゃんを見ていて、なんというか、故人となってしまった大事な人との約束を果たそうとしているシーンみたいで妙に切ない感じを受けました。
そして最後、もこっちの声真似をしてゆりちゃんに声をかけるネモ。
ゆりちゃんの待ちわびた気持ちもよく伝わってくるし、少しずつゆりちゃんとネモの距離が近づいてくるのも感じられて良いシーンだと思いました。
たぶん、次回以降も謹慎編として話が続いていくのでしょうが、どう展開していくのか楽しみでありつつも、いろいろ心配な感じもしてきます。
といったところで、だんだん締めに入ってきている感じがして、寂しくも感じながら読んでいましたが、少しでも長く続くことを願いつつ、今回はこのへんで。