薄明光線團

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キン肉マン 第292話「鉄壁たれ、キン肉王家!!の巻」の感想

前回、肉のカーテンが飛び出して終了しましたが、アリステラはそれをどのように攻略するのかと思っていましたが、まさか力ずくでこじ開けられるとは驚きでした。
そして、前回はアタル兄さんの技名がミリタリー系で統一されていたのですが、今回は「肉の○○」というふうに肉シリーズで統一されていて、興味深かったです。
またそれが、キン肉族特有の王道レスリングの真髄というのがとってもカッコ良かったです。
そんなふうに王道レスリングを語るアタル兄さんに対し、アリステラが「お前は王家を捨てた男だろうがーーっ」と反論を入れたことに正直「確かに」と思ってしまいましたが、さらなるアタル兄さんの反論として「格闘哲学そこへの敬意まで捨ててはいないーーっ」と言ったのがしびれました。
そして、実況に「王者の貫禄」と言われているところのコマがとびっきりにカッコ良かったですね。
このようにして、火事場のクソ力以外によって闘いを組み立てるアタル兄さんに対し、あくまでもそれを出させることを狙うオメガ・グロリアスの2人。
ここで繰り出された「グロリアスサンクションクラッシュ」という2人掛りの技に対し、ブロッケンJr.が救出に飛び出さなかったのが、最初読んだとき疑問に感じましたが、しばらく考えて、この程度ではアタル兄さんにとってピンチでもなんでもなかったのかなと思い直しました。
そのように考えて、改めて読み直すと、技を掛けられている時のアタル兄さんの表情になんとなく余裕みたいなものも感じられますし、おそらく次回ではそこまで致命的なダメージを負っていないアタル兄さんがそこにいるのだろうと思います。
というか、これで満身創痍になってたら、ブロッケンを選んだアタル兄さんの目が節穴だったことになりそうですし。
といったところで、辛辣な物言いをするものの、相手の技術力の高さ等には素直に敬意の言葉を述べるアリステラがやっぱり憎めないキャラだなと思いつつ、今回はここまでとします。
お読みいただき、ありがとうございます。