薄明光線團

アニメと漫画の感想ブログです

わたモテ 喪189「モテないしどこかで終わる」の感想

[1] はじめに
今回も南さんメインで、さらにサチ無双の回。
サチの大暴れに大注目!!
ってことで、今回の感想を書いていきたいと思います。

[2] 印象に残ったこと
 (1) ノリとマキ
   ① ノリ
微妙に男子の許容範囲広めなのかなと思いました。
前回の特別編でもマッチョ(細マッチョを念頭に置いていた可能性もあるが)に肯定的だったり、今回も太め男子に「いい奴そうだけど」とフォローも入れたりしてたのでそう感じました。
まぁ、それで勘違いしてアタックをしてもアッサリ玉砕するとは思いますが。
なので、恋愛対象としてはNGだけど、人間としては否定しないみたいなスタンスなのかなと。

   ② マキ
彼氏をアゴと言われて怒っていたのもあると思いますが、口調的に元ヤンギャルなのかなと思いました。
なので、普段は気を付けて普通の女子高生らしい話し方をしていても、感情の昂ぶりで地が出て、言葉遣いが荒くなるみたいな。
サチのインパクトが強過ぎて素通りしそうになりましたが今回、マキにも光る個性があるなと感じさせられました。
そのため、この口調のマキも、この先また見れたらなと期待しています。

 (2) サチ
この前のサチ開眼から圧倒的な存在感を放っているサチですが、今回も魅せてくれましたね。
開始早々の謝罪演技。
南さんには演技だとバラしてるコマの蜘蛛の巣が凄くそれらしいと感じさせる素晴らしいコマでした。
それに対する南さんのまさに「!?」って顔が愛しさに溢れていて最高でした。
そして、サチの南さん好き過ぎ問題に関してイジられましたが、それをクールに受け流すサチの姿に痺れましたね。
ムキになって否定するとダサいと思われそうだから大人の対応を見せました感が凄く良かった。
この一瞬にサチの魅力が凝縮されている、そんなふうに感じました。
それから、ドリンクをストローでガシガシやりながら「あんなのと仲良くするとか自分のこと下げすぎじゃない?」と言っていたところで、サチが認めているのは南さんだけなんだなという印象を強く受けました。
そうして「じゃあもういいや」からの流れるようなサチのクラッシャー劇。
なんか嵐が通り過ぎていったような、そんな感じを受けました。
ただ、南さんのアゴ発言のコマ、サチがドリンクでクールダウンしていたように見えるので、本来こんなふうに暴れるつもりはなく、適当に流して文化祭をメドに緩やかにフェードアウトするつもりなのは本当だったんだろうなとは感じました。
それを南さんの一撃が全てを破裂させてしまった……
サチの「最後に小陽ちゃんと盛り上がれたしね」の言葉通り、サチの中ではこの瞬間が最高に盛り上がれた瞬間だったんだろうなとは読んでて思いました。
でもなんか、清々しさと同時に切なさも感じさせられる。

 (3) 南さん
今回の南さんは立場的にかなり翻弄されていましたが、場面場面でとても映えていたなという印象でした。
いやまぁ、基本的にルックス強者だからどんな場面でも画になるっていうのもあるとは思いますが。
そして、二木さんとの関わりからの心境の変化というか、最後の自分たちの関係を俯瞰して見ていたところなんかは、南さんの成長を強く感じさせるシーンでしたね。
ここで、成瀬さんとの接点ができましたが、正直南さんにはもこっちファミリー入りはして欲しくないなとは思いますね。
なんか南さんの魅力がなくなってしまいそうな気がするので。
……というかなんというか、ここ最近の南さんメイン回が凄く読み応えがあったので、南さんへの主役交代論に割と本気で賛成したいというのが偽らざる本音です。

[3] おわりに
今回で南さんグループが崩壊してしまいましたが、このままバラバラになってしまうのか。
でもなんか、なんだかんだ言ってやっぱりこの4人に戻るような気もしなくもないなとは思いましたが、果たしてどうなるのか。
といったところで、今回の感想はここまでにします。
お読みいただき、ありがとうございます。