薄明光線團

アニメと漫画の感想ブログです

キン肉マン 第295話「業火のスープレックス!!の巻」の感想

本格的にアタル兄さんが業火のクソ力を発動させましたが、なんか今のところあっさり風味な気がしてしまいました。
まぁ、これからその凄さを存分に見せてくれることを期待したいですが、アリステラの能力的にな~んかフェニックスの二の舞になりそうな気がしてなりません。
でも、人気抜群で満を持して登場したアタル兄さんだから負けるはずはないとは思っているのですが、どうなんだろうといった感じでした。

そして今回は、アリステラの過去が語られましたが……幼児期のオメガ兄弟が可愛すぎる!!
アシュラマンの子供時代とかもめちゃめちゃ可愛かったですし、ゆでたまご先生の描く幼児期って抜群の魅力があるなと改めて思いました。
あと、なんとなく生まれた当初のコマでディクシアの方が気持ち体が大きいような気がしますが、これも元々の超人強度の差を反映したものなのかなとか思いながら読んでました。
それから、アリステラの超人強度の初期値が95万パワーでしたが、これはあえてキン肉マンと同じに設定したんだろうなと思い、そう考えるとやっぱりキン肉マン対アリステラの流れになりそうな気がしてしまいます。
また、今までアリステラがメタモルフォーゼを使わないなと思っていたら、これはディクシアだけの特殊能力だったとは驚きでした。
というか、今回を読むまでは単純にあらゆる面でアリステラの方がディクシアより上回っていると思っていたので、このようなキャラ設定がされていたこと自体驚きました。
それにしても、このアリステラの過去を読んでいて、なろう系主人公の設定が頭の中でチラついていたことは感想として正直なところでした。
誤解で無能扱いされていた主人公が実は特別な能力で最強でしたみたいな感じでね。
……まぁ、キン肉マンもダメ超人扱いから今に至っているので、この辺もアリステラとキン肉マンの似ているところとして描かれているんだなという感じでした。
そんなことを考えていると、やっぱこのシリーズの主人公ってアリステラなのかなという気がますますしてきます。
あとは、こんな風に扱いが違う兄弟ですが、今までの描写を見ていると結構兄弟仲は良さそうに見えるので、周囲の誰もがアリステラを軽んじる中、ディクシアだけはアリステラに敬意を持って接していたのかなとか想像できて、それだと凄く良いなとか思います。
それと、オメガ勢の中で優先順位が微妙に違っていて、パイレートマンは星を救うことを第一にしていましたが、アリステラはどちらかというと神々の打倒という一族の悲願達成を主目的にしているのは、この蔑ろにされてきた過去が影響しているのかなと思いました。
そのため、アリステラの本心としてはオメガの民(特に自分を軽んじてきた者達)を救うこと自体には実はあまり興味がなく、幼い頃から自分を苦しめ悩ませてきた超人強度の数値が何よりも優先されているという感じかなと思いました。
そんな風に見ていると、今までアリステラというキャラ自体わりと嫌いじゃないなとは思っていましたが、今回読んで興味が増してきましたし、個人的にはアリステラの成長物語も読んでみたいなと感じます。
そんな感じで、この試合がこれからどのような結末を迎えるのか、さらにアリステラの活躍や掘り下げがなされるのか注目していきたいと思います。
といったところで、今回はここまでとします。
お読みいただき、ありがとうございます。