「 キン肉マン」の第260話の感想です。
前回はマリキータマンの最大の技を披露したところで終了。
今回は、そのマリキータマンの大技がマットに炸裂したところから開始。
さて、ここからだ、ここから全身が輝き出し友情パワーによってゼブラが立ち上がるんだ!
そんなことを……ほとんど無理だろうなと思いながらも、ほんのわずかな期待を込めていたが……
やっぱりだめだったー
ゼブラ敗北。
正直、 キン肉族三大奥義からマッスル・インフェルノを削除した方がいいんじゃないかと、そんなひどいことを思ってしまいそうになるぐらい信じられない結果でした。
というか、マリキータマンがタフ過ぎる。
先の正義超人戦でカレクックに結構ダメージを負わされてたように感じたのに、そこからの連戦でそんなことを感じさせない戦いぶりを見せ付けました。
そして、このマリキータマンだけど「実力的には紙一重の差もなかった」とか「黒と白の融合がもう少し早ければわからなかったが…」なんて言うぐらい謙虚。
ここまで読んでいて、あまり六槍客に強いイメージを持てないでいたけども、このマリキータマンの戦いぶりや言動によって、そのイメージを改めなければならないと感じました。
そして、敗戦後ゼブラがマリキータマンに「サタンは絶対に信用するな」とか「その先に仕組まれたワナに早く気づくことだ」と忠告するのを聞いて、もしかしたらこれからサタンの本命的な新しい敵勢力が現れるんじゃないかと思いました。
なぜなら、以前サタンは「真の悪魔となりうる一族」とか言っていたのに、六槍客を見ているとどうにもそんな悪い奴らには見えない。
登場時とかは悪そうな感じもあったが、話が進むうちにオメガにはオメガなりの止むには止まれぬ戦う理由とかありそうに感じるし、仲間思いなところも伝わってきます。
っていうか、六槍客が友情パワーを使えるようになってもあんまり不思議に感じませんし。
それとも、六槍客がマグネットパワーや友情パワーを手に入れた瞬間にサタンに取り込まれたりするのかな、ワナとか言ってたし。
まぁ、そんな感じで、サタンの思惑がどんなものなのか、今後に注目していきたいと思いました。
あとは、読んでて、印象深かったのが、フェニックスの「ビッグボディでさえ勝利したというのに」という台詞。
やっぱりフェニックスはビッグボディの評価が低かったんだなと改めて思うと同時に、確かになとも思ったのは否定できない。
それと、パイレートマンの「お前たちはこの期に及んでまで我らオメガの民をナメている!」という台詞。
先にも少し触れましたが、正直に申し上げて、今回のゼブラの敗戦を迎えるまで、王子側が全勝できて当たり前だと思う程度のことは考えていました。
総大将のアリステラにしてもディクシアの双子ということで、そこまで実力に大きな差がないように感じてたし。
まぁ、それはアリステラが本格的に戦うところを見ればその印象も大きく変わるのだろうとは思うけれどね。
そんな感じで、これからのキン肉マン対パイレートマン、フェニックス対アリステラ戦がどのような展開を見せるか楽しみにしながら今回の感想はこの辺にしておきます。